食べるコーヒー「Coffee Pixlels」は、コーヒーの環境問題を解決する

朝に一杯コーヒーを飲むとすっきりしますが、残念ながら、原産地のコーヒー豆農家はすっきりしない事情を抱えています。例えば環境問題。コーヒー豆を育てるための条件は限定されており、コーヒーの木を育てるために、森林破壊が起こることも。生産が始まると今度は大量の農薬によって汚染された水が川に流されることになり、水質も管理されていません。環境以外の側面を見ると、安い値段で買いたたかれることが多く、農家の貧困も問題になっています。Coffee Pixlelsはこうした問題を排除したコーヒー豆をピクセル状の「食べるコーヒー」として通販で販売するサービスを展開しています。

通常、コーヒーは豆だけ購入されて残りは廃棄されます。この廃棄した分を農家が負担しなければならないため農家の収入は減少してしまいます。しかしCoffee Pixelsでは木全体を購入し、農家の生計を支えます。コーヒーノキ(コーヒーの木)全体をチョコレートバーのような「食べるコーヒー」として加工するため廃棄は生じません。カフェインも入っているためすっきりする効果も失われていません。

ちなみにCoffee Pixelsで使われるコーヒーノキは、コーヒーの果皮&果肉を乾燥させたカスカラが使われています。カスカラには抗酸化物質がクコの実の8倍と多量に含まれているため健康食品としての側面も。

価格としては、一例として、20個分35ユーロ(3500円前後)で販売されています。高価ではありますが、農家と環境に優しく、質の良い物を提供している対価としては、これくらいは必要なのかもしれません。1個175円と考えれば、カフェに行くより安いですよね。

消費者のターゲットは環境や社会、サスティナビリティへの関心が強い20~40代の方々です。世界各国で販売されており、日本でも代理店を通して数店舗のコーヒー店で販売されています。

»cofee pixels

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