電動自動車のサブスクリプション「dance」

Danceは名前からは想像つきませんが、ベルリンで生まれた電動自動車のサブスクリプションサービスです。ベルリンの音声ファイル共有サービスを提供するSoundCloudが出資して設立されました。Danceが提供する電動自転車のデザインの特徴は、日本の少しやぼったい電動自転車とは異なり、スタイリッシュですね。かっこいい。

モデルも特徴的で、町中に置いてある共有自転車のようなサービスではなく月ごとにシェアするサービスであるため、サービス全体で保有する台数は少なく、自転車は常に誰かの家で保有されることになります。シェアバイクは、路上の放置が問題になっていましたが、これだとその問題も解決するかも。

登録することで全てのサービスを受けることができ、故障・窃盗の際はすぐに新しいものに取り替えてくれます。専用のアプリを通じて自転車での運転に便利なナビ機能を提供しています。また、アプリでは乗っていないときに他の登録者にシェアしたり、自転車の現在地をGPSで把握できます。シェアされる電動自転車の価格は1台あたり二十数万円でが、創設者はシェアリングエコノミーの実現を謳っており、他の自転車共有サービスが展開するような販売サービスはしないとのことです。そのシェアエコノミーにかける情熱も魅力的です。

ターゲットは大都市の住民で、たまにだけ電動自転車に乗りたい人や近距離の通勤で使いたいビジネスマン。さらに公式サイトでは電動自転車を使うことによる健康維持の役割や、CO2を排出しないことによる環境面でのサスティナビリティへの貢献を宣伝しているため、エコ精神のある若者向けにサービスは設計されているようです。

サービスとしては試験運転中という事で誰でも登録できる訳ではなく、現在は招待をリクエストできるに留まっています。そのため具体的な登録者数や月々の登録料は59ユーロ(7000円程度)と言われていますが、公式サイトでは公表されていません。今後の運用をもってサービスの内容が決まる様です。ただ、月7000円となると、ドコモのバイクシェアの1回150円〜と比較するとそれなりのお値段ですね。車を持ってる人が、自転車に乗りかえるような世界観かもしれません。

ちなみに運用は自転車のために道路が整備されているベルリン、アムステルダム(オランダ)、ブリュッセル(ベルギー)、タリン(エストニア)での展開を考えているそうです。オランダは、一方通行や渋滞も多いので、こんな自転車サービスが待ち望まれているのかも

»dance

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