『成仏不動産』は株式会社 NIKKEI MARKSが運営する事件や自殺、孤独死などのいわゆる事故物件を専門的に取り扱う不動産サイト。
元々事故物件と言われる物件は縁起が悪いという事から買い手がつきにくく、売れたとしても相場の半額程度という非常に安価な価格帯で取引されていました。
そういった事故物件の現状に対して、心の問題で価格が下がるのはおかしいと感じたNIKKEI MARKSの社長である花原浩二さんは「この先孤独死は増加し、事故物件は更に増えるだろう」と考え、事故物件の現状を変える為に『成仏不動産』というサイトを立ち上げました。『成仏不動産』で取り扱う不動産は『成仏物件』として紹介しており、売買から賃貸、アパートから一軒家まで幅広い不動産情報が掲載されています。『成仏不動産』はあくまで不動産情報を掲載しているサイトであるため、契約に関しては取り扱っている不動産会社が執り行います。
『成仏不動産』には2020年4月時点で200件以上の物件情報が掲載されており、主に関東エリアの物件が掲載されていますが、対応エリアは全国なので、今後、増えていくかも。サイトの物件は「葬儀場が見える物件」「72時間以内の孤独死」「72時間以上の孤独死」「火事や事故」「自殺」など7分類されて掲載されており、自分がOKな区分から探すことができます。なるほど… .「自殺は避けたいけど、孤独死はOK」とかなんですかね。
事故物件に対しての注目度は日に日に高まってきているようで『成仏不動産」の月間サイトアクセス数は2020年3月時点で15万5000アクセスを超えるとのこと。
2020年7月現在、『成仏不動産』は不動産情報掲載の他にもお祓いをしてくれる神社の紹介や特殊清掃業者の紹介など、事故物件に関するあらゆる作業を全般的にサポートしており、今後も更にサービスを充実していく予定のようです。
事故物件を持ってる人は、貸し手を見つけたくて困ってます。かたや、「事故物件でもいいよ、安く借りれるなら」という人にとってはこういうサイトはありがたいもの。少しニッチなマッチングですが、素敵なマーケットプレイスですね。
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