ネットに詳しい方なら、耳にしたことがあるかもしれません。今回はYay!（イェイ）。2019年12月31日に、多くのユーザを抱えながら、サービスを終了した学生専用SNS「ひま部」の後継版的な位置づけで公開されたサービスです。

twitterのような投稿機能があり、サークルというアニメやゲームで交流するコミュニティもあり（昔のmixiのコミュニティをツイッターライクにしたもの）、特定の人とチャットする機能など盛りだくさんなサービスです。全年齢対応型SNSではありますが、実際は若年層の利用がメイン。現在22歳未満の若年層ユーザーが全体の85％を占めています。

ランダムで他の人と通話できる「だれ通」はひま部からもあったサービスで、昔の齋藤さんを彷彿させるサービス（海外だとチャットルーレット）。またコミュニケーションも同世代でつながる設計が配慮されているので、必然的に熱量が高くなるようです。ただ、ひま部での経験を踏まえ、Yay!では、他の人とコミュニケーションをするには年齢確認が必須。

1日の投稿は400万件、DL数はandroidで5万以上。ビジネスモデルとして利用は無料ですが、250〜7500円の課金アイテムが存在します。

運営はナナメウエ。また、Yay!のデータを活用した、AIソリューション「DataWow」を提供。人力とAIを活用したアノテーション/フィルタサービスのようです。

汎用SNSに対して学生SNSのfacebookが登場したように、日本でも汎用掲示板2chに対して学生掲示板casphyが存在したように、コミュニティにおいては、特定世代に絞ると新しい生態系が生まれるようです。

»Yay!