自分の好みを入れるとワインをおすすめしてくれるWinc

アメリカのワイン製造産業は7兆円規模と大きいのですが、主要5社が売上高の75%を占めいるそうです。すなわち、ほとんどの人は主要5社のワインを飲んでいるということで、ニッチな高品質のワインなどは、主流ではありません。とはいえ、愛好家の間で品質の高いワインを求める動きはアメリカでもあり、昨今は、ネット通販の普及も相まって年間12%のペースで生産者直送ワインの売上が伸びています。

大手以外のワイナリーはオンライン販売のノウハウが欠けているため近場の卸売業者に頼るしかなく、それを求めている消費者に届けるのがなかなか難しい状態です。Wincはそんな状況を打開するワインの通販サービスです。通常の通販のようにHP上に商品を並べて販売するだけではなく、消費者からワインの評価を集めて分析し、好みに合ったワインを提案します。初めて利用する消費者にはコーヒーの飲み方や塩分量など、6つの質問事項によって好みの商品を予測します。ワインの価格は数十ドル前後とリーズナブルで、サブスクリプションサービスも展開しています。

さらにWincは自社ブランド開発にも注力しています。消費者から収集したデータを元に好まれるワインの傾向をつかみ、開発に活かすのだとか。

2011年の設立以来70万人以上の登録者を抱え、1600万本以上のワインを販売しました。ワイン愛好家からの積極的な投資を狙って最低1,001ドルからの少額投資を受け付けており、これまでに4000以上の個人・団体から830万ドルに及ぶ投資を受けています。

出資をワイン愛好家に絞っているのも素敵ですし、集めたデータをもとに、D2Cで自社ワインを作るという事業モデルも美しいですね。日本からも投資できるようです(ちゃんと確認していませんがサイトをみるかぎり)。ご関心のある方はいかがでしょうか。

»winc

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